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暗闇の中の対話【プレゼンス Newsletter vol.005】より

2014/08/22 (金)

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2014/8/22 配信
「暗闇の中の対話」【プレゼンス Newsletter vol.005】より
ー 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を知っていますか? ー
8月のとある日、プレゼンススタッフ3名(ロング・森本・船橋)にて、
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」(通称DID)を体験してきました。
http://www.dialoginthedark.com/
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」皆様はご存知でしょうか?
これは1988年にドイツで生まれ、日本では1999年より開催されているもので
日本語に訳すと「暗闇の中の対話」です。
真っ暗闇の会場の中に、全く見知らぬ数名とグループになって入場し、
暗闇で様々なグループアクティビティを行なうというもの。
特筆すべきは、グループを場内でアテンドするのが、1人の視覚障害者だということ。
普段は、健常者のサポートを受けながら暮らしている目の不自由な人達が、
暗闇の中では素晴らしいリーダーシップとサポート力を発揮する・・
そんな体験が待っている場所です。
ちなみにどれぐらい暗いのかというと、純度100%!
目が慣れるということがない真っ暗闇で、自分の手のひらも見えない空間です。
※DIDを知る書籍として、脳科学者の茂木健一郎さんが、
暗闇体験を脳科学の観点から記した書籍があります。ご参考まで!
まっくらな中での対話 (講談社文庫)
茂木健一郎 with ダイアログ・イン・ザ・ダーク (著)
http://amzn.to/1pQ3rqM

ー 今回3人が体験したプログラム ー
我々3名が体験したのは常設展ではなく「ビジネスワークショップ」という
組織内の研修に用いられるプログラムの体験バージョンでした。
2時間半の時間、見知らぬ人々とグループになり暗闇で過ごしながら、
幾つかのアクティビティにチャレンジ。
主に「グループで一つのゴールを目指す」という主旨のもの。
暗闇でランチタイムも共に!グループでお寿司を食べました(笑)。
(ポットから熱いお茶を湯のみに注ぐことまで、真っ暗闇で体験するとは
思いませんでした。ペットボトルなら飲むのがとっても楽だったでしょうに!)
明るい所に出た後は、暗闇での気付きやコミュニケーションに必要なことを
グループで振り返るという一連のワークショップを体験しました。
※常設展も、見知らぬ人数名がグループとなって視覚障害者のアテンドを受け、
暗闇でアクティビティをするという大枠は変わるところがありません。
ー 暗闇の中での気付き ー
では、暗闇に入っていきグループで様々なアクティビティをする中で、
どんな心の変化や気付きが起こるのでしょうか。
とにもかくにも抱く想いが、
「アテンドしてくれた視覚障害者への尊敬の念」です。
視覚が奪われ、よちよち歩きの我々をスピーディにサポートするアテンド力。
目が見えないからこそ養われた、彼らの声の大きい発信力や明確な物言い。
そこに伴う、鋭い観察力(耳での)。
グループ内のダイアログ(対話)に耳を傾け、
個々人に対して、コミュニケーションにおける長所短所を言い当ててしまう
彼らの感覚の鋭さは、本当に素晴らしいものでした。
と同時に気付かされるのが、
「いかに普段、我々は視覚に頼ったコミュニケーションをしているか」
ということです。
視覚が奪われて高まる力、いや高めざるを得ないのは、
聴覚、触覚、嗅覚、そして声の掛け合いです。
積極的に他人の声を聞き、返事をし、お互いに手を触り確かめる。
時に声に出しての譲り合いが必要になる。
つまり、視覚以外の全感覚を使った、
まさに「全力のコミュニケーション」が経験できます。
それを通して、普段いかに
「視覚に頼るが故に、コミュニケーションをサボっていたか」
ということにハッとするのです。
ー 視覚を失って感じる、他者への感謝の気持ち ー
このダイアログ・イン・ザ・ダークにおいての貴重な体験の一つは
上記で述べた「全力のコミュニケーション」。
その先にあるのは、「他者への感謝の気持ち」です。
一体どういうことなのでしょうか?
実は、他人であっても行動を共にするグループの人同士は
暗闇の中で、まるで旧知の仲のように信頼感とキズナを深め合っていきます。
それは、お互いが頼り合うこと、助け合うことによってこそ、
独りではどうすることもできない暗闇で歩を進めることができる。
そんな体験を通じて、他者の有り難さを痛感することになるからです。
ー 視覚があってもなくても、本質は同じ ー
健常者は視覚に頼って生きています。
しかし、目が見えることでミスコミュニケーションを起こさないのか?
といえば、そうとは言い切れません。
ある視覚障害者のアテンドさんが、こんなことをおっしゃっていました。
「私が目が見えないのと同じように、
皆さん同士も、お隣の方の心の中は見えないはずです。
だから、普段から皆さんも視覚に頼らないコミュニケーションをしているはず。
見えない心を分かろうとするコミュニケーションは、常に必要です。
そこは、目が見えるとか見えないとかは関係ない。みんなが同じはずなのです。」
目が見えて尚、見えないものを見ようとする。
そんな気持ちを大事にしてみませんか?
※偶然にも、他には代え難い貴重な時間を共有した参加者の皆様。
本当にありがとうございました!
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(以下、編集後記)
今回は、皆様のコミュニケーションの気付きになれば!
ということで、ダイアログ・イン・ザ・ダークをご紹介させていただきました。
実は先日、DIDのスタッフの方とお知り合いになる機会がありました。
コミュニケーションに気付きを生むプログラムと、
視覚障害者の雇用を生み出しているという事業スタイルを知り、
DIDヘの共感と応援の気持ちも込めて、記事を書かせていただいた次第です。
本号にお付き合いいただき、改めてありがとうございます。
「気付きを感じていただき、人生のキッカケにしていただく」
「人の人生を応援する」
というコンセプトは、プレゼンスに通じる部分でもあると思っています。
DIDを見習ってもっと頑張ろう!と思った次第です^^
さて、そんなDID体験にプレゼンススタッフ3名で伺ったわけなんですが、
暗闇に入った時のそれぞれの感じ方が三者三様でした!
そこに面白さを感じまして、ここでご紹介します。
セクレタリの森本「暗闇をすごく楽しめた!すぐに慣れた!!」
ロングコーチ「暗闇だと自分がすごくおしゃべりになっていた、面白かった!」
だそうです。
一方私(船橋)は・・「暗闇でかなり臆病になっている自分に気がついた」
というもの。暗闇から出てきて、森本の感想を聞いて、うらやましい!と・・笑。
ともあれ、この感じ方の違いにそれぞれの本質が隠されているのでしょうね!
そんなことから、結婚を決める最後の決断をするために
DIDを訪れるカップルもいらっしゃるようです。
暗闇の中で、ある種人は試されます。
同様に私たちは日々、ある制限のかかった状態やプレッシャーがある状態において、
常に本質を試されているのかもしれません。

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